忍者ブログ

Area of Heretical*

内容は主に男性声優関連アニラジ感想メインでヲタっぷり放出中。 このBlogはチラ裏なのでご注意を。 (携帯からの更新がメインなので、PCからは記事が見難い場合もあるかと思います)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この狭い鳥籠の中で

 
このお話は、少年と少女の出逢いと別れのお話です。

少女視点で開幕。

少女の世界は四角い窓から見える景色だけだった。
そんな少女の四角い世界に、ある日現れた少年は、優しく笑った。

この表現から、エリーザベドは屋敷に軟禁状態だと推測できます。

メルツ・フォン・ルードヴィンとエリーザベド・フォン・ウェッティン。
運命は、結ばれる事のない2人を無慈悲なその手で引き合わせたのだった。

さて、ここで表現されている「陰の存在」と「弱き存在」。
曲の後半で「世界から虐げられた者同士が、傷を舐めあっただけの幼い恋だと」と言うくだりが出てくるので、メルとエリーザベドは似た境遇にあったのだと推測できます。

そこで「冷たい土の下に埋められた」のはエリーザベド、「歴史の闇の中に葬られた」のがメルと考えてみます。

メルは盲目である事、お忍びの侯妃が馬を走らせながら抱く幼子は侯女で、死にかけているのがわかります。
前者に当てはまるのが「無明の刻の果て」、後者が「葦毛の馬の背なに」。

今回は3曲目の魔女~が曲者で、

・MIKIさんが演じる女
・深見さんが演じる女
・みゆきちが演じる女

3人の女キャラが登場します。
MIKI嬢がテレーゼ、深見さんがアンネリーゼ、みゆきちが侯妃となります。

みゆきち演じる侯妃には娘がいます。
対してアンネリーゼは方伯の妾腹であり、方伯との間に体が不自由な子供がいるらしい。
必死に世継ぎとするよう方伯に迫っている事から、子供は男児の可能性が高い。
作中、男児はメルしか登場しません。

…じゃあテレーゼは?

魔女~でテレーゼは、アンネリーゼに対して「気持ちはわかるが許せない」と断罪します。

アンネリーゼは何をしたのか。
恐らく正妻(侯妃)が産んだ娘を埋めたのではないでしょうか。
アンネリーゼが男を急がせ、穴を掘らせている描写があります。
この子がいなければ、自分の子が世継ぎとして認められる、と言う気持ちから。

そしてその直後、みゆきち演じる侯妃が死にかけの子供を抱き、馬を走らせる描写が挿入されます。

するとやはりテレーゼの立ち位置は?
彼女は自らを「贖罪者」としています。
彼女の犯した罪とは?
何度考えても、ここにすんなり入る答えが見つかりません。

さて、話を戻して鳥籠です。

屋敷から出して貰えないエリーザベド、彼女は友達を欲していた。
でもそれがどんな物かは知りません。



拍手[5回]

 
鳥籠の中にいる事、それが何を意味するのかも知らなかった。
君に遇うまでは、寂しさも愛しさも知らなかった。

君は私だけの翼。
外に広がる世界を、優しい君の瞳を、教えてくれた。

鬱蒼と生い茂る夜の森。
足下に綺麗な花。少年は花冠を作って少女にプレゼントする。笑いあう2人。

…2人の逢瀬は夜の森限定?

しかしどんな出逢いにも別離の日がある。
そしてそれはいつも突然。

「メル。この森にも長居しすぎました。もうそろそろ──」
「母上!」
「何かしら?」
「最後に…せめて友達にお別れが言いたいのです…」
「わかりました…あの子ならば特別に許しましょう──さぁ、行っておいでなさい」
「はい!行って参ります!」

テレーゼはエリーザベドを「あの子ならば特別に許す」と言っているあたり、何かしらの認識がある模様。

少年の旅立ちを知った少女は、
「せめて私の代わりに、この娘を一緒に連れていってね」
と、人形を渡す。

「メル…絶対!絶対迎えに来てね!」
「ああ、約束さ!」

迎えに来る、の定義とは?

「森の賢女が、魔女として火刑台に送られる──後に私は、彼の死を知る」

無情に流れる時が少女にもたらしたものは、メルの居ない灰色の季節と、望まぬ婚礼。

過去に思いを馳せる少女。

衝動(イド)は枯れるまで、情欲(イロ)を湛えるけど、自我(エゴ)は知っている、《彼以外もう愛せない》と。

鳥籠の中で、翼(かれ)を亡くしたこの世界で、地に墜ちるまで月光のように羽ばたいてみせようと、少女は誓った。

ここ、陛下も一緒に歌ってるんですが、翼の部分、女パートは「かれ」ですが、陛下パートは「きみ」に聞こえますな。

【締】

やっぱり7thのプロローグなだけあり、今回のマキシだけで全て読み解くのは無理ですね。

ただ、ここでメルはエリーザベドと別れ、テレーゼと別の森へ移住した事がわかります。
その後、「童話」で死亡するまで、メルは人形を友達として肌身離さず持っていた。

エリーザベドから貰った人形、これは貞男(メルヒェン)が持つエリーゼでしょう。

メルツ=メルヒェンは成り立つと思われますが、メルツ=メルヒェン=イドは現状成り立たない気がします。
マキシの段階では、メルツ=メルヒェン≠イドでしょうか。



PR

Comment

Form

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

ブログ内検索

最新記事

(02/05)
(01/29)
(01/22)

最新コメント

(12/28)
(12/28)
(12/26)

最新トラックバック

つぶやき状況


アクセス解析

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]