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Area of Heretical*

内容は主に男性声優関連アニラジ感想メインでヲタっぷり放出中。 このBlogはチラ裏なのでご注意を。 (携帯からの更新がメインなので、PCからは記事が見難い場合もあるかと思います)

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『Moira』考察(2)

 
5.奴隷市場
双子が奴隷として売られそうになっていると言う事は、スコルピオスに捕まってしまったと言う事でしょうか。
しかし双子が生きていると言う事は、スコルピオスにその出生の秘密はバレなかった事に。
もし神託の子供であれば、世界を統べたいと思っているスコルピオスは確実に王子を殺すでしょう。
スコルピオスは妾腹の子なので、正妃の子がいる限り自分は王にはなれない。

馬車に乗せられている時点では、二人はまだ一緒にいます。
平等なんて嘘なの?幻想なの?誰に問うでもなく。
しかし命に値段をつけられ、売り買いする場所、それが奴隷市場。

やがて二人に買い手がつき、強く繋がれていた手は引き裂かれ、離れ離れになってしまう。

6.雷神域の英雄
この歌では、神託が3つ出てきます。
一つは【雷を制す者 世界を統べる王となる】。
これはレオンティウスに対する神託でしょう。
まさに神の加護の元うまれて来た者。

レオンティウスはアルカディアの第一王子。
ラゴニア軍との戦闘。
アルカディアの双璧と謳われたポリュデウケスの弟、カストルを右腕として。
神話ではカストルが兄なのですが、作中ではポリュデウケスが兄と呼ばれています。

アルカディアの周囲は戦いの匂いが。
アナトリアではバルバロイの侵攻が苛 烈で、イリオンは難攻不落の城壁を築いていた。
同胞同士が争う傍らで、時代が疾り始めているのを感じるレオンティウス。
そして同時に、神託についても考える。
神託を疑う訳 ではないが、解釈は自由にある 訳で、だからこそ諸王は悩むのだと。
レオンティウスもまた、神託の解釈に悩んでいた。

そして2つ目の神託。
【青き銅よりも強かな 鉄の鎧う獣が 風の楯をも喰い破り 流る星を背に 運命に牙を剥く】。
これも神託だと思います。これこそがエレウの神託でしょう。
エレウは終始、自らの運命に牙を剥いていますし、風の都イリオンを陥落させたのもエレウですし。

そして3つ目。
【太陽 闇 蝕まれし日 生まれし墜つる者 破滅を紡ぐ】。
この神託はオリオンのものかと。
アルカディアの現王をオリオンが討ってしまう事で、破滅の連鎖が始まると思うので。

神託を 受けて生まれたエレウの運命を嘆いた、王妃カサドラに、妙案があるとポリュデウケス。

拍手[1回]

 
ポリュデウケスがエレウを密かに育てる事に。
生まれた王子が双子だった事は王も知っていると思うので、この時エレウの代わりに王子と偽り奴隷として放逐されたのが、オリオンでしょう。
オリオンは恐らく、太陽(レオンティウス)と闇(エレウ)が生まれた同日に誕生した、生まれ墜つる者(オリオン)となるはず。

7.死と嘆きと風の都
エレウと離れ離れになったミーシャは、先輩遊女であるカサンドラとメリッサに連れられ、風の都イリオンを目指していた。

詩人ソフィアは遊女たちからも敬愛されている。
女奴隷だからと言って、咲き誇る姿勢を忘れない遊女たち。

イリオンでは難攻不落の城壁を築いているとの事で、男奴隷たちが毎日毎日、石運びの過酷な労働を強いられていた。
そんな奴隷たちの中、人の死の影が見える少年、エレウの姿が。
生きる者の7割が奴隷だった時代、死んでも変わりはいくらでもいるのだ。

あまりに過酷な毎日に、平和育ちのエレウの心は折れそうになる。いっそ死んだら楽なんじゃ…きっと今よりマシなんじゃ…と。
しかしそんな負け犬のように、運命に飼い慣らされはしない。たとえ奴隷が犬であれ、剥くべき牙は忘れない。

そしてイリオンの変態神官に鞭打たれる日々。
時折聞こえてくる、タナトスの「もっと憎め」と言う、死の囁き。
様々なものから抗うエレウ、強い子です。

そんな時、エレウはオリオンと出会う。
同じ年の頃の少年が二人、打ち解けるのも早く。

一方ミーシャは。
変態神官に召されたのか、襲われそうなる。間一髪で助けに入ったのは、エレウだった。
互いが互いの半身だと気づいた二人は、再び手を取り合いイリオンを抜け出す事に。危うくもあったが、オリオンの弓の腕に助けられ彼らはイリオンを後にする。

しかし、神域を穢した者を風神は決して許さないだろう。
その怒りは雨女神と交わり娘を生む。
この後、イリオンを抜け出した二人はまた離れ離れになっている事から、風神の怒りによる嵐か何かに巻き込まれたのではないかと。

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