村の火刑台へと連れられるテレーゼ。
処刑人は高らかに叫ぶ。
「信仰には恩寵を!異端には…業を以て報いねばならん!さぁ諸君!魔女を以て鉄槌を!」
「鉄槌を──!」
一度は冬に抱かれた愛しい我が子。
生きて春の陽射しの中で、ただ笑って欲しいと願った母の想いも今や、戯れに奪われてしまった。
観よ!この喜劇を!
ならば私は世界を呪う本物の《魔女》に…!
そして高らかに笑いながら、テレーゼは炎に身を焼かれるのだった。
そして、【第七の喜劇】は繰り返され続けるだろう…。
【締】
やっぱり読み解くのは無理があります。
いい所の情報がすっぽ抜けていて、さすがです陛下。
しかしメルが人形説は、否定する決定打がこれと言ってないです。
テレーゼが魔女として処刑されたのち、ペストが大流行するのでしょうか。
それが「世界を呪う」事に繋がったり…。
それともペスト大流行で魔女狩り→テレーゼ処刑なのでしょうか。
処刑人の台詞から、後者の可能性が高そうですがね。
もし前者なら、テレーゼが捕まった理由がいまいちわかりません。
侯妃の娘を助けられなかったからだとしたなら、メルの成長具合から随分時間が経過してる気がしますし。
…やっぱり色々情報が足りませんね。
シークレットトラック。
井戸で揺らめく水音(静寂)→
馬の嘶き、走音(侯妃来訪)→
何かが水に落ちる音(メル落下)→
ネズミ(ペスト大流行)→
ざわめき、悲鳴(苦しむ人々)→
土を掘る音(埋葬)。
こんな感じですが、するとやっぱりテレーゼ処刑のあとネズミになるな…。
考えれば考えるほどわからなくなりますね。
もう7th聴かないとわかりません!
てな事で、7thをwktkしながら待つ!
ここでおさらい。
~歴史~
・方伯ヴェッティン家に子供が産まれる。
正妻ソフィ→エリーザベド
妾アンネリーゼ→メルツ
↓
方伯はエリーザベドを世継ぎとする。
↓
アンネリーゼ、男児を産んだのは自分だ、世継ぎにしろと方伯に迫る。
↓
くどい!と一蹴。
↓
ここでテレーゼが許せない事を、アンネリーゼはした。
~消された歴史~
幼子メルを連れて森に移り住むテレーゼ。
盲目のメルの為に、薬草を煎じながら贖罪の日々を過ごす。
↓
いつしか森の賢女と呼ばれるようになった彼女の元に、ある夜死にかけた娘を連れた侯妃が来訪。
↓
侯女は既に息をしておらず、どうする事も出来なかったテレーゼ。
↓
井戸から何者かの呼び声。
導かれて掘り起こすと、不思議な出来事が起きてメルの目が見えるようになり、更に侯女も助かった。
↓
侯女はエリーザベドで、一度死にかけた事から過保護に育てられ、屋敷に軟禁状態。
↓
そして時を経てメルとエリーザベドが出会う。
↓
2人は恋仲になるが、テレーゼは次の森(デューリンゲン?)に移動を決める。
エリーザベドならばと、メルに別れの挨拶を許す。
メルに自分の人形を渡すエリーザベド。
↓
ペスト大流行?
↓
デューリンゲンの森の魔女と呼ばれるテレーゼは捕らえられ、メル死亡。
↓
エリーザベド、魔女の処刑を知り、メルの死亡も知る。
↓
エリーザベドの婚礼が決まる。
…ここで異端発想、テレーゼ=アンネリーゼと言ってみる。←
テレーゼがアンネリーゼを「許さない」と言ったのは、客観的に見た自分の行いに対して。
よって「断罪者=テレーゼ」であり「贖罪者=アンネリーゼ」となる。
姉にして母は、やはり父との近親相姦か。
その後アンネリーゼはテレーゼと名乗り、メルを連れて森に移り住む。
要は、今回のタイトルであるイドに固執して考えてみました。
フロイト的見地から言うと、
アンネリーゼが「自我」であり、テレーゼが「超自我」であると解釈。
自我は、超自我の禁止や理想と葛藤する、調整的な存在。
超自我は、自我を統制する裁判官や検閲官に例えられる事から。
…まだ穴ありまくりですな…幼子メルのボーカロイド解釈はどうするよ…混乱して来た。
しかし、テレーゼ=アンネリーゼは押して行きたい。←