15.神話の終焉
そして、ある男の手により冥府の扉が開かれる。
それこそが、永き神話の終わりを告げ、死人戦争のハジマリであった。
…なにやってんだよオルフェウス…。
「Moiraよ…これが貴方の望んだ世界なのか!」
エレウ最後の叫び。
最後の方がかき消される感じなので、やはりタナトスの器となってしまったのでしょう。
運命は変えられないあたり、クロニカ様と似ている。
そして最後はズボリンスキーによる語りと、本が閉じられる音で神話の話は終わります。
しかし、ズボリンスキーの妻の 懐妊がわかり、しかも双子らしい。
更にズボリンスキーは、生まれてくる子供の名前は、遠い昔にもう決めてあるとか言い出すあたり、ここからエリュシオンに繋がるんじゃね?と言うイマジナシオン。
今回の物語の最大の謎は、果たしてエレウとミーシャは双子なのかと言う事。
双子だと信じていましたが、あまりに可能性が低い気がします。
あ、エレウとレオンティウスは双子でしょう。
もしエレウとミーシャが双子なら、何故カサドラはミーシャを全く気にしてないのか。息子は大事だけど、娘は大事じゃないのか?
そして運命の双子で、「生まれた時から一緒」という描写がなされていますが、双子なら「生まれる前から一緒」の方がシックリ来る。
そして最後に、エレウとミーシャの間には、兄妹以上の感情があるように思えてならない。
ミーシャは、ポリュデウケスの娘で、エレウを引き取った時に双子としたのじゃないだろうか。
しかしそうすると、ミーシャが不思議な力を持っていた説明が、難しくなるんですよね。
エレウはタナトスの器、ミーシャはミラの器と言う解釈がシンプルなのですが、そうすると二人は双子であった方が説明に無理がなくなる訳で。
ああ…訳がわからなくなって来た。
今回、一番頭フルで使った物語かも。
ウツと陛下の声が似すぎてて、台詞聞き分けるのも大変だったし…。
完璧に分かったのは、中村と飛田さんと若本さんだけだ…女性陣がほこちゃん以外サッパリ。
しかし物語としては最高に素敵なものでした。陛下にはいつも素敵な物語を与えて頂き、感謝感謝ですな。