十二国記の新刊がパタリと出なくなって幾星霜…何かこう…長編物を読んで気を紛らわしたい気分な時に、NHKで彩雲国のアニメを見た。
今まで衛星だったので見れなかったものが、地上に降りてきてたのですね。
で、ふと気付きました。
あれ?私この小説持ってなかったか、と。
本棚を見てみたら、確かにありました。1巻だけが。
…買うだけ買って読んでない小説が、部屋にたくさんあったりします。彩雲国はその1冊でした。
以前知人に、十二国記っぽいから行けると思うよ、と言われて買ったは良いですが、絵がね…なんかアレだったので放置してましたよ。はははのは。
とりあえず買い揃えて現行に追い付きましたが、知人に一言物申したい。
まず、全然十二国記っぽくねー。多分その知人にとっては、三省六部のにほいがあればとりあえず「十二国記っぽい」となるのであろう事は解ったw
あと共通項は「中国風」といった位か?
いや…別に私、中国風の作品が好きな訳ではないのだが…。
しかし、これぞ女性向けラノベと言った感じで、読みやすい事は読みやすい。
1時間あれば1冊読めちゃいますね。
とりあえず十二国記は置いておこう。
多分そもそものジャンルが違うから。
何が女性向けかと言うと、美形・超人が跋扈している乙女的ハーレムな世界。
そしてヒロインがモテモテだこんちくしょう。
展開的には少女漫画だが、だがそれが良い。それでこそラノベ。
ついでにジジイたちも何だかキャピキャピしているよ。唯一、櫂州牧だけは色気のあるジジイであると言うのは認める…。
いきなりですが、お気に入りキャラはタンタンです。
…タンタンなんです。
美形・超人が跋扈する彩雲国において、実に普通(?)な青年である。
馬鹿でもないし、無駄に美形でもない。
これは彩雲国においてかなり貴重な存在。
劉輝は秀麗よりある意味において乙女だし、男までたらしこめる静蘭と奇人は無駄に超絶美形だし、黎深は本当に自由だし、龍蓮はスーパーキャラ過ぎだし、朔洵はもう何だかわからないし、(ぁ
キャラ萌えな私としては面白くて仕方ない。
典型的なラノベだからこれで良い。
この先も秀麗を中心に問題が起こり、彼女は自らの家柄とツテとコネと頭脳で打開して行くのでしょう。
個人的には藍家とか縹家とかどうでも良いので、そろそろ紅家の短編でも読みとうございます。
特に黎深、奇人、悠舜の国試時代を読みとうございます。